【3月8日 AFP】2014-15アルペンスキーW杯は7日、ノルウェーのクビートフィエル(Kvitfjell)で男子滑降の第9戦が行われ、オーストリアのハンネス・ライヘルト(Hannes Reichelt)が1分29秒65を記録し、今季4勝目を挙げた。

 アルペンスキー世界選手権(2015 FIS Alpine World Ski Championships)でスーパー大回転を制したライヘルトは、2位のカナダのマニュエル・オズボーン・パラダイス(Manuel Osborne-Paradis)に0秒30差をつけ、W杯通算11勝目を飾っている。

 この結果、男子滑降の年間総合優勝の行方は最終戦までもつれることになった。

 ウェルナー・ヘール(Werner Heel、イタリア)がライヘルトに0秒38差の3位に入り、4位にギジェルモ・ファイド(Guillermo Fayed、フランス)、5位にパトリック・クン(Patrick Kueng、スイス)が続いた。

 その一方で、ソチ冬季五輪の男子スーパー大回転で金メダル、滑降で銅メダルを獲得している地元出身ヤンスルードは、トップに0秒54差の7位に終わった。

 この結果、ヤンスルードは505点でW杯滑降の総合首位の座を守ったものの、フランスのメリベル(Meribel)で行われるシーズン最終戦を来週に控え、2位ライヘルトとの差は20点となっている。

 しかしながら、W杯総合優勝争いでヤンスルードは計976点まで伸ばし、計1128点でトップに立つマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)との差を縮めている。(c)AFP