【11月25日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)のオデル・ベッカム(Odell Beckham)は、23日に行われたダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)戦で、史上最高のプレーの一つに数えられるスーパーキャッチに成功した。

 ルーキーのベッカムは、この試合の第2クオーターに、エンドゾーンで後ろ向きに倒れながら驚異的なワンハンドレシーブをみせた。

 しかし、チームは28-31でカウボーウズに敗れて6連敗を喫し、ベッカムは試合後、「勝てなければ何の意味もない」とコメントしている。

 このプレーでは、QBイーライ・マニング(Eli Manning)が43ヤードのパスを投じると、右サイドを駆け上がっていたベッカムが、エンドゾーンの角際でカウボーイズのブランドン・カー(Brandon Carr)のマークを見事にかわし、宙を舞いながらボールを引き寄せた。

 ベッカムは、後ろへ下がりながら右手を伸ばすと、3本の指だけでボールを保持した。そして、胸に抱えて体を回転させながらエンドゾーンでキャッチを完了させ、タッチダウンに成功した。

 ジャイアンツのトム・コフリン(Tom Coughlin)HCは、「彼がワンハンドキャッチする姿は、いつも見ているが、あれに匹敵するものはない」と感心していた。

 マニングもまた、「本当に素晴らしかった」と称賛した。

 ベッカムは、練習でワンハンドのレシーブを何度も繰り返しており、マニングもスーパーキャッチの可能性を信じてパスを投じた。

 パスについて、「完璧な回転だった」と語ったベッカムは、「素晴らしいパスのおかげで、あのようなプレーが簡単にできたんだ」と説明した。

 前週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)戦では、両手でキャッチをみせていたベッカムは、指で軽く触れながらボールを引き寄せ、後ろに倒れていった見事なプレーについて、自分はもっと驚異的なレシーブができるとし、今回のプレーはその中の一つにすぎないとしている。

 ベッカムは、「あれが、史上最高のキャッチでないことを望む」とし、「これから、もっとできるようにしたい」と意気込んだ。(c)AFP