カタール、駐エジプト大使を召還 アラブ諸国に新たな亀裂か
このニュースをシェア
エジプトのメディアによると、エジプトの首都カイロ(Cairo)で開かれたアラブ連盟の大使級会合でISを狙ったリビアでの空爆を歓迎する文言を協議していた際に、カタール外務省のアラブ地域の責任者が「アラブ連盟の加盟国が別の加盟国に一方的な軍事行動を行う場合は事前に協議する必要がある」と強く主張して、空爆を歓迎する文言について留保すると述べた。それを受けてエジプト代表が「カタールはテロリストを支援している」と発言したという。
カタール外務省はエジプト代表の発言は「テロリズムと戦う必要性をあいまいにするものだ」と批判した一方、同省のアラブ地域の責任者は「カタールはエジプト国民の意思を引き続き支持していく」と表明した。
この件についてエジプト側のコメントは出ていないが、湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council、GCC)のアブドル・ラティフ・ビン・ラシッド・ザヤニ(Abdul Latif Bin Rashid al-Zayani)事務局長は声明で「カタールがテロリズムを支援しているというエジプト代表の発言は受け入れられない」と述べ、カタールを支持する姿勢を示した。
エジプトで政権の座を追われたムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領を支持していたカタールはエジプトとの関係が悪化していた。しかしカタールが昨年12月にモルシ政権を転覆させたアブデルファタフ・サイード・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)現大統領への全面的な支持を表明し、両国関係は雪解けを迎えたと受け止められていた。(c)AFP/David Harding