【2月18日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2015)は17日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)は2-6、6-3、6-2でウクライナのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina)を下し、3回戦への切符を手にした。

 半年前のウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2014)でクビトバを破っていた20歳のスビトリーナは、トップ20入りも間近とみられており、この日も第1セットを先取して、再び番狂わせを演じるかと思われた。

 クビトバは、第1セットのプレーについて聞かれると、「自分がどこにいるかも分からなかった」と歯切れの悪い回答をした。

 第2セットの第2ゲームで、スビトリーナが迎えた4度のブレークチャンスをしのいだ昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)女王は、苦しみながらも勝利を手にした。

 力強いバックハンドでペースをつかんだクビトバは、さまざまな角度、速度、方向でフォアハンドを打ち分け、最後はスビトリーナを圧倒している。

「てんてこ舞いだったわ」と逆転の場面を振り返ったクビトバは、「積極的なプレーがしたかったけど、多くのミスをして、簡単にポイントを与えてしまった」と語った。

「一方では、パワーがないような、意味のない短いラリーがしたくなかったの」

 クビトバは、次戦で第13シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)と対戦する。(c)AFP/Richard Eaton