【2月4日 AFP】密猟者に支払われるわずかな報酬から、数十億ドルに上る密輸産業の市場規模まで、絶滅の危機にあるアフリカゾウをめぐる数字を紹介する。

・100ドル（約1万2000円）
ケニアの密猟者に支払われる象牙1キロ当たりの額。密猟者は国立公園や保護区近辺の貧困地区出身者が多い。AFPの情報筋による推定額。

・2100ドル（約25万円）
中国の市場で売られる象牙1キロ当たりの値段。ゾウ保護団体「セーブ・ザ・エレファンツ（Save the Elephants）」の推定額。

・1万3000頭
タンザニアのセルース（Selous）保護区での2013年のゾウの生息数。野生動物取引の監視団体「トラフィック（TRAFFIC）」の推定値。

・7万頭
タンザニアのセルース保護区での2007年のゾウの生息数。トラフィックの推定値。

・10万頭
2010年～2013年にかけて密猟者に殺されたアフリカゾウの数。米国科学アカデミー紀要（Proceedings of the National Academy of Sciences）に掲載された報告書から。

・42万～65万頭
野生のアフリカゾウの個体数。国際自然保護連合（International Union for Conservation of Nature、IUCN）の推定値。

・42トン
2013年に摘発・押収された象牙の重量。1回の押収量が500キロ以上のみ対象。トラフィックの推定値。末端価格は8820億ドル（約100億円）。

・190億ドル（約2兆2400億円）
世界で不法に取引される野生動物の市場規模。国際動物福祉基金（International Fund for Animal Welfare、IFAW）の推定額。

(c)AFP