【2月4日 AFP】男子ゴルフ世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)と、以前契約していたマネジメント会社の法廷闘争が始まったものの、公判は2度延期されるなど、長期化が予測されている。

 3日にアイルランドの首都ダブリン(Dublin)の高等法院で行われた公判は、マキロイの弁護団がホライゾン・スポーツ・マネジメント(Horizon Sports Management)社と話し合いを持つために延期を求め、わずか1分で終了。

 その後、グリニッジ標準時(GMT)午後4時に再開されたが、マキロイの弁護団は再びグリニッジ標準時(GMT)4日午前11時まで延期を求めた。

 4月の第79回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2015)を制し、史上6人目となるキャリアグランドスラムを達成したいと考える25歳のマキロイにとって、このややこしい手続きは負担以外の何ものでもない。

 マキロイは、コナー・リッジ(Conor Ridge)氏が設立したホライゾン・スポーツ・マネジメントを相手取り訴訟を起こしているが、2011年に同社と交わした契約をめぐっては逆提訴されている。

 2013年に再交渉が行われたこの契約は、2017年まで有効となっており、同社はそれまでの期間、コミッションを受け取る権利があるとしている。しかしマキロイは、2013年9月に同契約を破棄し、自身の事務所を立ち上げた。

 マキロイは同時に、ホライゾン・スポーツ・マネジメントと契約しているグレーム・マクダウエル(Graeme McDowell、北アイルランド)らが優遇措置を受けており、同社が通常の約4倍のコミッションを自身に要求したと主張している。

 2013年のはじめに米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)と100億円規模のスポンサー契約を結んだマキロイは、他にも数社と契約している。

 数日前に欧州ツアーのドバイ・デザート・クラシック(Omega Dubai Desert Classic 2015)を制したマキロイは、法廷闘争について「誰かに代わってほしいくらいだ。良いものではないね。この段階まで来てしまったことが悔やまれる。でも、お互いの妥協点が見つからないときには仕方がない。判決を待つしかないと思う」と語っていた。(c)AFP/Conor BARRINS