■シャラポワを圧倒したセレーナ

 シャラポワは、開幕のゲームでダブルフォールトからブレークを許すという、最悪の立ち上がりとなった。積極的にベースラインの内側に立ち、圧力をかけてくるセレーナの前に、シャラポワのサービスはあっさり読まれていた。

 セレーナが相手の力ないリターンをたたき、狙いすましたバックハンドを隅に決めて難なくサービスキープすると、シャラポワは現役最強のパワーヒッターとの打ち合いをきらい、意表を突くドロップショットを何本か織り交ぜてキープに成功した。

 その後、ゲームカウント3-2となったところで、試合は激しい雨のため一時中断となった。会場の屋根が閉じていく間、シャラポワはコートサイドに残って体を動かし続けたが、試合前にせきが出ていたセレーナは屋内に戻って体を拭いた。

 それでも、13分後に試合が再開されると、セレーナは勢いをそがれた様子をまったくみせず、最初のサービスでエースを獲得。続くゲームではシャラポワから3本のブレークポイントを握り、またしても相手のダブルフォールトからこのゲームをブレークした。

 その後、珍しく自身がダブルフォールトを犯してシャラポワにブレークを許したセレーナだったが、すぐさまブレークバックし、結局は47分で第1セットを獲得した。