【2月1日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)は31日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、7-6で第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)に勝利し、全豪6回目、四大大会(グランドスラム)通算19回目の優勝を飾った。

 この優勝でセレーナは、オープン化以後のグランドスラムの勝利数で、マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏、クリス・エバート(Chris Evert)氏を上回る単独2位に浮上し、シュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏の22勝まではあと3勝となった。

 オープン化前後の時期に活躍したマーガレット・コート(Margaret Court、オーストラリア)氏は、四大大会通算24勝を挙げているが、セレーナは彼女やグラフ氏の域に到達しつつある。

 33歳での優勝は、オープン化以後のグランドスラムでは最年長で、全豪決勝の戦績もこれで6戦全勝となった。さらにセレーナは、ここ10年の直接対決でシャラポワを圧倒し続けており、対シャラポワ戦は16連勝となっている。

 ここ10年では初めて最上位シード同士の対戦となった全豪決勝は、第1セットはセレーナが一方的に攻めたてたが、第2セットはシャラポワが復調して拮抗した展開となった。

 それでも、高い集中力をみせたセレーナは、最高時速203キロのサーブからエース18本を決め、相手が試合に入りきれていないなか、重要なポイントを手にしていった。