止まらぬブラジル人選手の海外流出、新たな「黄金郷」は中国か
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■警鐘を鳴らす評論家たち
昨年初キャップを記録した23歳のグラールは、アジアでプレーすることが、セレソン(ブラジル代表の愛称)への定着を妨げるとは考えていないようだ。
それでも、サッカーブロガーのマウリシオ・サバリーズ(Mauricio Savarese)氏は、大型契約を締結させたグラールを「ブラジル一の金の亡者」とこき下ろした。また、「われわれのリーグ以下の最低な生活を送るだろう」と予想している。
中国リーグでプレーする外国人選手のうち、約3分の1がブラジル人選手という中、スポーツ界の力関係が、経済界のそれと同じではないかと懸念する評論家もいる。
グロボは、中国がブラジルの重要な経済パートナーであることを強調しつつ、「中国は昔(ブラジルから)鉄鉱石と大豆を輸入していた。今はサッカー選手だ」と表現している。
ブラジル代表としても活躍する29歳のジエゴ・タルデッリ(Diego Tardelli)は、アトレチコ・ミネイロ(Clube Atletico Mineiro)から山東魯能(Shandong Luneng)に完全移籍。同クラブを率いるのは、クカ(Alexi Stival aka Cuca)監督と、これまたブラジル人となっている。
これについて、フォリャ・ジ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)紙のコラムニストであるジュカ・クフォウリ(Juca Kfouri)氏は、同じく警鐘を鳴らしている。
「ブラジルサッカーの中心地だった(クルゼイロとアトレチコ・ミネイロが本拠地を構える)ミナスジェライス(Minas Gerais)州は、主要産業を酪農から(サッカー)労働者の輸出に切り替えたようだ」