【1月26日 AFP】2015年の世界ラリー選手権(WRC 2015)開幕戦、ラリー・モンテカルロ(Rallye Monte-Carlo 2015)は25日、最終ステージが行われ、フォルクスワーゲン(Volkswagen)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が優勝した。

 オジェは、同じくフォルクスワーゲンのヤリマティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)を抑え、象徴的なシーズン開幕戦で通算3勝目を挙げた。

 アンドレアス・ミケルセン(Andreas Mikkelsen、ノルウェー)が3位に入ったフォルクスワーゲンは、これで通算83回目の表彰台独占を果たしている。

 開幕戦で同じコンストラクターが表彰台を独占したのは、セバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)らを擁して成し遂げた2003年のシトロエン(Citroen)以来となる。

 ラリー・モンテカルロ通算7勝の実績を持つローブは、最終日に行われた3レース中1レースで最速タイムをたたき出したものの、残りの2レースはチームメートのクリス・ミーク(Kris Meeke、英国)がトップタイムを記録した。

 通算9度の世界王者に輝くローブは、オジェがリードを奪った23日にクラッシュを喫してタイムを失ったものの、5つのスペシャルステージを制して総合8位に入った。

 一方、オジェがモナコ公国で勝利を収めたのは、2009年にプジョー(Peugeot)で参戦したインターナショナル・ラリー・チャレンジ(International Rally ChallengeIRC)と、昨季以来となる。(c)AFP