【1月19日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は19日、グループCの試合が予定され、グループ首位通過を目指すイランはアラブ首長国連邦(UAE)と対戦する。

 通算3度の優勝を誇るイランは、準々決勝で前回王者の日本と対戦する可能性を回避するため、今大会で快進撃をみせているUAEから勝利を収めたいと考えているだろう。

 グループCでは現在、得失点差で上回るUAEが首位に立っており、同2位のイランが首位通過を果たすためには勝ち点3が必要となる。

 ブリスベーン(Brisbane)で行われる試合は、イラン優勢とみられているが、UAEは司令塔のオマール・アブドゥラフマン(Omar Abdulrahman)を中心に攻撃陣が2試合で計6得点を記録しており、観客の注目を集めている。

 かつてマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でコーチ、レアル・マドリード(Real Madrid)で監督を務めた経歴を持つイランのカルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)監督は、「私の見解では、われわれは西アジア最強のチームと対戦する」と語った。

「彼らは何年も一緒にプレーしているし、17歳のころから一緒だ。見ていて素晴らしいチームだ」

 グループCを首位で通過すれば、準々決勝の対戦相手はイラクかヨルダンになると予想されている。

 UAEのマフディ・アリ(Mahdi Ali)監督は、「首位通過のほうが、選手にとっては決勝トーナメントに向けてモチベーションになるので望ましい」と語っている。

「どのチームと対戦することになっても関係ない。われわれは日本が相手でも問題ない」

 過去の対戦成績ではイランが有利となっている。UAEはイランとの過去15回の対戦で、1勝しか挙げられいない。

 また、同日にシドニー(Sydney)で行われるグループCのもう1試合では、すでにグループ敗退が決まっているカタールとバーレーンが対戦する。(c)AFP