【1月17日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)で連覇を目指す日本のハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)監督は、16日のイラク戦後、1-0の辛勝ながらも危険にさらされることはなかったと語った。

 前回大会で史上最多4度目の優勝を飾った日本は、前半の本田圭佑(Keisuke Honda)のPKで勝利し、2位以下に勝ち点3差をつけてグループDの首位に立っている。

 2007年大会王者のイラクは終始強烈なプレッシャーを受け、日本が手にしたチャンスを決められていれば一方的な敗戦となるところで、試合内容は点差以上のものだった。

 アギーレ監督は「イラクがしっかりと守り、われわれが突き通すことができなかったことで難しい試合になった。もっと点を取れるチャンスはあったが、決めきれなかった。とはいえ、勝ち点3を手にしてけが人もいないので、非常に満足している」と記者団に語った。

 試合を前に香川真司(Shinji Kagawa)は、試合が行われたブリスベーン(Brisbane)の湿度に対して懸念を示唆していた。

「終盤にかけて疲れが見えた」とアギーレ監督もこれを認めつつ、「選手はよくやってくれた。序盤にリズムに乗れたのはラッキーだった」と振り返った。

 マンオブザマッチに選出された本田だったが、特に後半には決定的な場面でシュートをポストに当てるなど、3度枠に嫌われた。

 本田は試合後、「3つ大きなチャンスを作りましたけど、もっと決めていなければならなかった。順位の部分では満足しなければならないですけど、もちろんああいったチャンスをしっかり決めないといけないですね」と語った。(c)AFP