【1月16日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は15日、グループCの試合が行われ、アラブ首長国連邦(UAE)が2-1でバーレーンを下した。

 UAEはアリ・マブフート(Ali Mabkhout)が大会史上最速となる試合開始からわずか14秒で得点を記録し、グループリーグ2連勝で準々決勝進出を決めた。

 UAEは試合開始直後、オマール・アブドゥラフマン(Omar Abdulrahman)がバーレーン守備陣の背後にピンポイントでパスを通すと、マブフートはボールを右足でコントロールすると同時にバーレーンのGKサイード・アッバス(Sayed Abbas)をかわし、左足でゴールを決めた。

 マブフートはカタールに4-1で勝利した11日の試合でも2得点を挙げており、今大会通算3得点で得点王争いのトップに立っている。

 アジアカップでは1976年大会でクウェートのファティ・カミル(Fathi Kameil)、1992年で中国の謝育新(Xie Yuxin)が試合開始1分以内にゴールを記録しているが、主催者側はマブフートのゴールが大会史上最速だとしている。

 先制を許したバーレーンだったが、試合が進むにつれ調子を上げていくと、前半26分にはコーナーキックからナイジェリア出身のストライカー、ジェイシー・ジョン(Jaycee John Okwunwanne)がヘディングで同点ゴールを決めた。

 そして迎えた後半28分、UAEがFKのチャンスを手にすると、ペナルティーエリア内に蹴り込まれたボールをバーレーンの主将モハメド・ハサン(Mohamed Hasan)がオウンゴールしてしまい、これが決勝点となった。(c)AFP