【1月11日 AFP】2014-15アルペンスキーW杯は10日、スイスのアーデルボーデン(Adelboden)で男子大回転の第5戦が行われ、W杯総合3連覇中のマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)が2本合計タイム2分39秒11で優勝した。ヒルシャーは、総合順位でもリードを伸ばし首位を堅持している。

 25歳のヒルシャーは、1本目で最速タイムを出すと、フランスのアレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault)に1.13秒差、新星ヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen、ノルウェー)に1.64秒差をつけた。

 ドイツのフェリックス・ノイロイター(Felix Neureuther)は、2本目で期待外れのタイムに終わり、全体の5位だった。

 昨年のソチ冬季五輪では、男子回転の銀メダルのみに終わっていたヒルシャーは、ここまでの予想外の連勝に面食らっているようだった。

「最もハードなレースの一つであるこの会場で勝てるのはうれしい。こんなにたくさんのレースでなぜ勝てるのか、よく分からないんだ」

「1本目では堅実に、2本目では100パーセントの力を出しただけさ」

(c)AFP