【1月10日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は9日、開幕戦となるグループAの1試合が行われ、開催国オーストラリアが4-1でクウェートを下した。

 序盤に先制を許したオーストラリアだったが、大黒柱ティム・ケーヒル(Tim Cahill)のゴールを皮切りに大量得点を奪い、開幕戦を白星で飾った。

 オーストラリアはケーヒルのほかにマッシモ・ルオンゴ(Massimo Luongo)、マイル・ジェディナク(Mile Jedinak)、ジェームス・トロイージ(James Troisi)がゴールを記録すると、メルボルン(Melbourne)の会場を満員にした3万人の観衆は「オーレ(Ole)」と合唱し、チームの勝利を祝った。

 クウェートは前半8分、コーナーキックからのボールに飛び込んだフセイン・ファデル(Hussain Fadhel)がヘディングで先制点を奪い、地元オーストラリアのファンを沈黙させた。

 しかし、オーストラリアは前半33分、右サイドを突破したルオンゴの折り返しからケーヒルがゴールを決めて同点に追いつくと、ハーフタイム前にはルオンゴのヘディングで逆転に成功し、勢いに乗ったまま前半を折り返した。

 迎えた後半、オーストラリアは国際試合でわずか1勝しか挙げられなかった2014年にはみられなかった力強いプレーをみせ、後半17分には主将を務めるジェディナクのPKでリードを2点に広げた。

 アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督が率いるオーストラリアは、その後も試合を支配し続け、終了間際にトロイージの追加点でクウェートを突き放した。(c)AFP