【1月7日 AFP】米国在住のレバノン人ポルノ女優が、ポルノサイトでスターの座に輝いたことが、祖国レバノンのソーシャルメディアで賛否両論を巻き起こしている。

 レバノンで生まれ、現在は米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)で暮らしているポルノ女優のミア・ハリファ(Mia Khalifa)さん(21)は先週、成人動画サイト「ポーン・ハブ(Porn Hub)」で150万件を超すビューを獲得して、最も検索された女優に輝いた。これを受け、ハリファさんの祖国レバノンでは、非難と称賛の声が同時に上がった。

 SNSフェイスブック(Facebook)のあるユーザーは、半裸のハリファさんの写真に対し「お前は値打ちがない、ただの性の対象だ」と非難した。ハリファさんが7万8000フォロワーを持つマイクロブログのツイッター(Twitter)のユーザーの1人は「お前はレバノンの代表なんかではない!」と批判した。

 一方、条件付きでハリファさんを擁護する声もあった。「ハリファさんは誰も傷つけていない。本人の体なんだから」と、レバノンのブログ「Philaz」の投稿者は述べた上で、「(だが)彼女のしていることは『自由主義』ではなく、自由への攻撃だというのも、われわれの自由だ」と主張した。

 また、別のツイッターユーザーは「ハリファさんの大胆さは評価するべき」と擁護し、コメディアンのネムル・アブナサル(Nemr Abou Nassar)さんは「ミア、みんな君を愛してるよ!近いうちに君とハイタッチできたらいいな」とツイートした。