ボッシュが戦線離脱、故障者続出のヒートに新たな打撃
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【12月16日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のマイアミ・ヒート(Miami Heat)を率いるエリック・スポールストラ(Erik Spoelstra)ヘッドコーチ(HC)は15日、クリス・ボッシュ(Chris Bosh)がふくらはぎを痛め、チームを離脱することを明かした。
得点とリバウンドでチーム最高成績を記録しているボッシュは、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)戦の後にふくらはぎの張りを訴え、14日のシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)を欠場。負傷者が続出するヒートにとって新たな打撃となっている。
スポールストラHCは、ボッシュの状態について「まだ痛みがある」とし、「すぐに休養を取らせ、治療を行う」とした。
16日のブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)戦にボッシュを帯同させないと発表したヒートでは、ジョシュ・マクロバーツ(Josh McRoberts)も損傷した右膝の半月板の手術を受けることになり、今季は絶望的な状況となっている。
9日のフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)戦で、ルーズボールを追い激しく転倒後に負傷したマクロバーツは、7月にヒートと4年間総額2300万ドル(約27億円)で契約を結んだばかり。
スポールストラHCは、マクロバーツのけがが「短期間の話ではない」と述べ、「今季中に復帰するとしても、それはしばらく先のことになるだろう」という見解を示した。
この日は、ボッシュがフリースローの練習にとどめる一方、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)はウイルス性の腹痛のため完全休養を取った。ウェイドは、ネッツ戦に出場するかどうか明かされていないものの、チームに帯同してブルックリン(Brooklyn)に向かうとしている。
今季の成績が11勝13敗と精彩を欠いているヒートは、4度の最優秀選手(MVP)に輝くレブロン・ジェームズ(LeBron James)が古巣クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)へ戻った。ジェームズが所属した4年間で、ヒートは2度のNBAファイナル制覇を成し遂げている。(c)AFP