【12月11日 AFP】ナイジェリア北部最大の都市カノ(Kano)の混雑した市場で10日、若い女2人による自爆攻撃が発生し、少なくとも4人が死亡した。カノでは、2週間足らず前にも市中心部のモスクで自爆攻撃と銃撃があり、少なくとも120人が死亡している。

 イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は、ここ数か月の間にカノを含む各地で女による自爆攻撃を繰り返しており、今回の事件もボコ・ハラムに疑いの目が向けられる可能性が高い。

 カノ州警察幹部がAFPの取材に語ったところでは、ヒジャブ(頭と首を覆うゆったりとした衣服)をまとった2人の若い女が市場に立ち寄り、公衆トイレへの案内を頼んだ後、爆弾が爆発。女らに加え、巻き添えになった4人が死亡、少なくとも7人が負傷した。

 市場関係者によると、爆発は市場の中心部ではなく、駐車場で起きた。女2人は10代後半で、男に付き添われて来たが、その男は女が自爆した後に姿を消したという。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR