【12月4日 AFP】ナイジェリア北部ヨベ(Yobe)州の州都ダマツル(Damaturu)で1日に起きたイスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による襲撃事件で、警官38人を含む150人以上が死亡したことが分かった。地元警察や救助関係者、医療関係者が3日、AFPの取材に明らかにした。

 救助隊幹部とダマツルにあるサニ・アバチャ専門病院(Sani Abacha Specialist Hospital)の関係者によると、襲撃の後、同病院には115人の遺体が搬送された。遺体は全て民間人の服装をしていたが、武装集団のメンバーであるか、民間人であるかは定かではないという。また同関係者らによると、このほかに兵士6人の死亡が確認された。

 ナイジェリア連邦警察関係者は、警官38人が死亡したと話している。死亡した警官の大半は、ダマツルのグジバロード(Gujba Road)近くにある機動隊の施設に配置されていた機動隊員だったという。周辺住民らも、同施設が襲撃を受けたと話している。(c)AFP