【12月9日 AFP】米国主導の有志国連合は、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」と戦うイラク政府を支援するため治安要員約1500人をイラクへ派遣する。米軍のジェームズ・テリー(James Terry)中将が8日、クウェートの首都クウェート市(Kuwait City)で行った記者会見で明らかにした。

 有志国連合の複数の参加国が前週の会合で表明していたもので、訓練や助言などを通じてイラク軍を支援する要員を「ほぼ1500人」派遣するという。テリー中将は、要員を派遣する国名や、軍人と軍人以外の人数の比率など詳細は明らかにしなかった。

 すでにイラクでは、在バグダッド(Baghdad)の米国大使館の警備と、イラク政府軍とクルド人部隊への助言を行う米軍要員1500人が展開している。これに加えバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、軍事的な訓練と助言を強化するため1500人の増派を承認している。(c)AFP