【12月1日 AFP】30日に行われたスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)の一戦を前に、アトレティコの本拠地ビセンテ・カルデロン・スタジアム(Vicente Calderon Stadium)近くで両クラブのサポーター同士が衝突し、サポーター1人が死亡した。病院広報が発表した。

 マドリードの病院広報はAFPに対し、「数分前に亡くなられました。心停止状態を切り抜けられず、集中治療室で息を引き取りました」と語った。

 救急医療隊によれば、そのほか11人が負傷しており、その内1人の警察官が軽傷を負っている。

 警察当局は、スタジアム脇を流れるマンサナレス川(Manzanares River)沿いの道で起きたこの衝突を受け、24人を逮捕したと発表している。

 医療隊によると、死亡したデポルティボのサポーターとみられる43歳の男性は、消防隊員により川から救出され、頭部を負傷し、低体温状態だったという

 逮捕されたのは、両チームの「ウルトラス」、フレンテ・アトレティコ(Frente Atletico)とリアソール・ブルース(Riazor Blues)のメンバー、さらにマドリードに拠点を置くラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)とアルコルコン(AD Alcorcon)の「ウルトラス」のメンバーとなっている。(c)AFP