【11月27日 AFP】国際自転車競技連合(UCI)は26日、アスタナ(Astana Pro Team)のリザーブチームに所属するアルトゥール・フェドセーエフ(Artur Fedosseyev)からステロイドの陽性反応が出たと発表した。

 チームから5人目となるドーピング問題が再び発覚し、2014ツール・ド・フランス(2014 Tour de France)王者のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)を擁するカザフスタンのアスタナを震撼させた。

 UCIによると、リザーブチームのアスタナ・コンチネンタル(Astana Continental)に所属する20歳のフェドセーエフから、ツール・ド・レン(Tour de l'Ain)開催中の8月16日にステロイドの陽性反応が出たという。

 5月のアジア選手権でビクトル・オキシェフ(Victor Okishev)、8月のツール・ド・ラブニール(Tour de l'Avenir)でイリヤ・ダビデノク(Ilya Davidenok)と、アスタナ・コンチネンタルの2選手からステロイドが検出されており、フェドセーエフは同チームから3人目の違反者となった。

 さらに、トップチームのマキシム・イグリンスキー(Maxim Iglinskiy)とバレンティン・イグリンスキー(Valentin Iglinsky)の兄弟からはエリスロポエチン(ErythropoietinEPO)の陽性反応が出て、出場停止処分が下されている。

 UCIは、3件目のドーピング事例が発覚した時点で、ライセンス委員会がチームの運営方針と反ドーピング規程を全面的に見直すことを発表した。

 アスタナに、2015年のワールドツアーに参戦する許可が下りるか否かの判断は、いまだに下されていない。

 アスタナは、当時のドーピング問題を受けて、2008年のツール・ド・フランス(2008 Tour de France)除外されたため、アルベルト・コンタドール(Alberto Contador)が連覇の夢を絶たれた。

 また、現在チームを指揮するアレクサンドル・ヴィノクロフ(Alexandre Vinokourov)監督は、同チームの選手として在籍していた当時、血液ドーピングを行って2年間の出場停止処分を受けている。

 アスタナは、チーム内部の薬物検査指針に関して、今月初旬にUCI側との面談を行った。その後チームは、カザフスタンの反ドーピング機関と連携して、選手の生体パスポートの監視を行っていくと発表している。(c)AFP