【11月24日 AFP】14-15イタリア・セリエAは23日、第12節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)とインテル(Inter Milan)は1-1で引き分けた。

 ジョエル・オビ(Joel Obi)が後半に決めた同点弾で、6年ぶりにセリエAの指揮官に復帰したインテルのロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督を救った。

 2004年からの4年間でリーグ戦3連覇などインテルに7つのトロフィーをもたらしたマンチーニ監督は、ワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)前監督の後任に就いて初めての試合でサン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)の洗礼を受けた。同監督は、これまでのミラノダービーで通算4勝5敗1分けとしていた。

 ホームのミランは、前半23分にステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)のクロスからジェレミ・メネス(Jeremy Menez)が先制点を挙げたが、オビが後半16分にクリスティアン・サパタ(Cristian Zapata)のクリアミスから同点弾を奪い、インテルがふさわしい勝ち点1を手にした。

 ミランは7位の座を守ったものの、首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差は13に広がった。一方のインテルはミランと勝ち点1差の9位となっている。

 マンチーニ監督は、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)が逃したいくつかのチャンスを嘆いたものの、復帰初戦でミランに敗れることがなかったことを歓迎した。

「復帰してきて、ダービーが初戦というのは私にとって簡単なことではなかった。だが、この5日間全員が懸命にがんばり、今夜はしっかりやってくれた。スピリットを示した。私としては良い夜だった」

 ここ5試合で1敗4分けとなったミランのフィリッポ・インザーギ(Filippo Inzaghi)監督は「唯一心残りなのは、ファンにふさわしい勝利を届けることができなかったという後悔の思いだ。選手も少し気落ちしている。素晴らしいダービーで勝利を求めていた。苦い思いだ」とコメントした。(c)AFP