【11月19日 AFP】サッカー国際親善試合が18日、各地で行われ、ブラジルは2-1でオーストリアに勝利した。地元開催だったW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で惨敗を経験し、1994年のW杯米国大会で主将を務めたドゥンガ(Dunga)氏が新監督に就任したブラジルは、新体制での連勝記録をさらに伸ばした。

 ブラジルは後半19分、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のダビド・ルイス(David Luiz)がオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)のCKに反応、マークを外し先制する。

 しかしその後、オスカルがオーストリアのアンドレアス・ヴァイマン(Andreas Weimann)を倒しPKを献上すると、これをアレクサンダル・ドラゴビッチ(Aleksandar Dragovic)が冷静に決めて試合を振り出しに戻す。

 後半38分、代表戦わずか2試合目のロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が値千金のミドルシュートを決め、ブラジル代表として初得点を記録したと同時に、チームの勝利を決定づけた。

 ブラジルのドゥンガ監督は、新顔のフィルミーノを起用する賭けに勝ち、「メンバーを選んだとき、フィルミーノの起用について疑問の声もあったが、私は彼の中にゴールが宿っていると言ったんだ」と満足げだった。

 23歳のフィルミーノは、ピッチに出るだけで満足だったとしており、得点欄に自分の名前が載ることは予想していなかったという。

「ここにいるだけで夢みたいだ。試合に出てチームメートをサポートできただけで幸せ。得点できたなんて最高だ、ただただうれしい」

 フィルミーノは、ブラジルのスポーツ紙ランス(Lance)に対し、先日のトルコ戦で初招集されて以来、夜寝ることもままならなかったと明かしていた。

 この試合の結果によって、W杯ブラジル大会での1-7という惨敗が帳消しにされるわけではないが、新顔を迎えたセレソン(Selecao、ブラジル代表の愛称)が希望を持って新年を迎えられることは、大きな意味を持つだろう。(c)AFP/Tomas BACH