【11月18日 AFP】国際自然保護連合(International Union for Conservation of NatureIUCN)は17日、太平洋のクロマグロと一部の生物について、世界の食料市場から寄せられている「持続不可能な圧力」によって絶滅に危険にさらされているとし、新たに絶滅危惧種に指定した。

 今回、絶滅危惧種を指定するIUCNの「レッドリスト」に新たに追加されたのは、クロマグロの他、カラスフグ、アメリカウナギ、タイワンコブラ、オーストラリアのチョウ「Australian black grass-dart butterfly」など。

 IUCNによる最新のリストは、豪シドニー(Sydney)で開催されている世界公園会議(World Parks Congress)で発表された。同会議は10年に一度開催される。

 本年度のリスト作成にあたり、IUCNは7万6199種を評価。うち2万2413種を危機に瀕していると判断した。

 スイスに本部を置く同団体は、太平洋のクロマグロについて、主にアジア地域での需要により絶滅の危機に瀕しているとし、その保全状況をこれまでの「低リスク」から「絶滅危惧」に引き上げたとしている。

 漁獲されるクロマグロの多くは産卵前の未成魚のため、その個体数は過去22年間で19~33%減少しているという。(c)AFP/Glenda KWEK