【11月16日 AFP】ボクシング、世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦が15日、ドイツ・ハンブルク(Hamburg)で行われ、WBA・IBF・WBO・IBO統一王者のウラディミール・クリチコ(Wladimir Klitschko、ウクライナ)が5回KOで挑戦者のクブラト・プレフ(Kubrat Pulev、ブルガリア)を下し、17度目のタイトル防衛に成功した。

 38歳のクリチコは5回2分11秒でここ試合4度目のダウンを奪って勝利し、伝説のボクサー、ジョー・ルイス(Joe Louis)氏が持つヘビー級王座25連続防衛にかすかに近づいた。

 クリチコは、1回にIBFの指名挑戦者であるプレフから2度のダウンを奪った。プレフは素早く立ち上がり、笑いながら片足でバランスを取るなど影響がないことを示そうとしたが、クリチコはすぐさま試合の主導権を握った。

 クリチコは3回にも左フックでダウンを奪い、挑戦者は左目の下を切ったが、レフェリーのカウントアウトを逃れた。2004年4月以降負け知らずのクリチコは4回も優勢に試合を運び、5回には2度目の左フックで挑戦者をキャンバスに沈めた。(c)AFP