【10月27日 AFP】アフリカ東部ウガンダを代表する「ミス・ウガンダ(Miss Uganda)」に25日、レア・カラングカ(Leah Kalanguka)さん(23)が輝いた──19人のライバルを退け、女王の栄冠を手にした決め手は、キノコを栽培し、ニワトリを飼育した農業経験だった。

 今年のミス・ウガンダ選考審査では、従来のファッションショーなどではなく、軍が支援する農業訓練プログラムが採用された。今、農業を打ち出そうとしているウガンダの顔となるためだ。最終選考に残ったミス・ウガンダ候補たちは、ステージ上で農業に関する質問を受けた他、牛の乳しぼりや、ヤギやヒツジの世話も審査された。

 授章式で黄金のドレスとティアラ、サッシュ(帯)をまとったカラングカさんは「現在、農業をしている人の大半は年老いた女性。農業と美が繋がれば、若い人たちも農業を愛すると思う」とAFPに語った。「農業は大きな職業機会も提供するので、これは素晴らしい方向だと思う。わが国を支えている農業がいっそう発展しますように」と語った。

 ミス・ウガンダ主催者側は、従来のミスコンとは「まったく違う」ものを目指し「目的を持った美をたたえる、雇用創出に重点を置いた」と語った。(c)AFP/Amy Fallon