【10月22日 AFP】コンピューターグラフィックス(CG)で作成した架空の10歳の少女「スウィーティー(Sweetie)」をおとりにして児童性的虐待者を特定する世界的なキャンペーンがきっかけとなり逮捕・起訴されたオーストラリア人の男が22日、児童ポルノ所持などの罪で有罪判決を言い渡された。キャンペーンを推進する国際児童保護NGO「テールデゾム(Terre des Hommes)」オランダ支部が22日、発表した。

 テールデゾムによると、このキャンペーンをきっかけとした有罪判決は初めてという。

 テールデゾムは昨年11月の発表で、架空のフィリピン人少女のスウィーティーを使い、インターネットのチャットルームで小児性愛者の特定を行ったと述べていた。同団体は、スウィーティーにウェブカメラの前で性的なパフォーマンスをするよう要求したネット利用者は10週間で71か国2万人以上に上り、結果的に1000人以上の小児性愛者を特定したと発表していた。(c)AFP