指揮官としての道を歩み始めたジダン氏、フランス代表監督就任に意欲
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【9月17日 AFP】レアル・マドリード(Real Madrid)の下部チームで指揮を執るサッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏が16日、母国フランスの代表監督に就任する意志があることを明かした。
かつて年間最優秀選手を受賞した経験もあるジダン氏は昨季、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督のアシスタントとして、レアルの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)とスペイン国王杯(Copa del Rey 2013-14)制覇に貢献した。バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、スペイン3部リーグから指導者としてのキャリアをスタートさせたことで知られているが、ジダン氏もその足跡をたどっている。
42歳のジダン氏は、16日に発売された仏紙ラ・プロバンス(La Provence)のインタビューで、「私は野心家だ。指揮官に就任した今、自分に問いかけるんだ。『代表監督はどうなんだ?』とね」と話している。
「フランス代表チームを愛しているし、私もかつてこのジャージーを着ていた。だからといって監督になれるわけではないが、隣国に移ってからは可能性として考えている」
「今はレアルの若手を育成している。一歩一歩だ」
フランス代表として108試合に出場したジダン氏は、2006年W杯ドイツ大会で母国フランスを決勝進出に導くと、その後に引退を表明した。
ジズー(zizou)ことジダン氏は、元チームメートで現在はフランス代表監督のディディエ・デシャン(Didier Deschamps)氏を称賛した。
「選手として、彼はリーダーだった。監督としても変わっていない。彼はレ・ブルー(Les Bleus、フランス代表チームの愛称)で強固な組織を作り上げた。素晴らしいことを成し遂げている」
マルセイユ(Marseilles)出身のジダン氏は、14日に行われたCFトライバル・ヴァルデラス(CF Trival Valderas)戦で、指揮官として初白星を挙げた。(c)AFP