19歳の金孝周が首位奪還、エビアン選手権
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【9月14日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、エビアン選手権(The Evian Championship 2014)は13日、エビアン・レ・バン(Evian-les-Bains)のエビアンリゾート・ゴルフクラブ(Evian Resort Golf Club)で3日目が行われ、韓国の金孝周(Hyo Joo Kim、キム・ヒョージュ)が通算8アンダーで首位に返り咲いた。
19歳の金孝周は、初日にメジャー大会史上最少スコアとなる61をたたき出したが、2日目と3日目は連続で1オーバーの72を記録して、カリー・ウェブ(Karrie Webb、オーストラリア)に1打差を、ハー・ミジョン(Mi Jung Hur、韓国)に2打差をつけている。
10代の金孝周とは対照的に、39歳のウェブは世界ランク1位を経験したこともある大ベテランで、キャリアグランドスラムも達成しているが、昨年から第5のメジャー大会となったエビアン選手権で、メジャー全制覇を狙っている。
メジャー通算7勝を誇るウェブは、金孝周の初日の驚くべきスコアを受けて急きょ変更したかのような難しいコース設定にも、平静を失うことはなかった。
2006年にエビアンマスターズ(Evian Masters)を制したウェブは、1番で最初のバーディーを奪うと、最終18番もバーディーで締めくくった。
「この順位に立てるのは幸せ。久しぶりだわ」と話すウェブは、「今日の戦いを誇りに思うし、ここには友達がたくさんいるから、明日8度目のメジャー優勝を飾れたら素敵ね」と意気込んだ。
新旧6つのメジャー大会をすべて制覇することを「ウェブ・スラム」と名付けてはどうかと聞かれたウェブは、「明日の結果を見て考えましょう」と気を引き締めた。
金孝周はこの日、4バーディー、5ボギーを記録したが、他の選手にとっては悲劇の連続だった。終盤まで首位タイに立っていたハーは、16番でハザードにつかまり、痛恨のトリプルボギーをたたいた。
昨年大会(The Evian Championship 2013)覇者のスーザン・ペターセン(Suzann Pettersen、ノルウェー)は、17番でのダブルボギーが響き、通算3アンダーの10位タイで、世界ランク1位のステーシー・ルイス(Stacy Lewis、米国)らと並んだ。ルイスは、上がり2ホールをボギーとしている。
首位で前半を折り返したブリタニー・リンシコーム(Brittany Lincicome、米国)は、3つのダブルボギーで首位と4打差の6位タイに後退した。(c)AFP/Elspeth Burnside