【9月12日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、エビアン選手権(The Evian Championship 2014)は11日、エビアン・レ・バン(Evian-les-Bains)のエビアンリゾート・ゴルフクラブ(Evian Resort Golf Club)で開幕し、10代の金孝周(Hyo Joo Kim、キム・ヒョージュ、韓国)がメジャー大会記録を破る絶好調ぶりをみせ、10アンダーで首位発進した。

 首位と4打差の2位タイには、メジャー通算7勝を誇るカリー・ウェブ(Karrie Webb、オーストラリア)、5打差の3位にはハー・ミジョン(Mi Jung Hur、韓国)がつけている。

 金孝周はこの日、メジャー大会史上最少スコアとなる1ラウンド61をたたき出し、2004年の全英女子オープン(Women's British Open)でミネア・ブロンクヴィスト(Minea Blomqvist、スウェーデン)、2006年のクラフト・ナビスコ選手権(Kraft Nabisco Championship)でロレーナ・オチョア(Lorena Ochoa、メキシコ)が記録した62を上回った。

 男子のメジャー大会最少スコアは63となっている。 

 快晴で文句なしのコンディションに恵まれたフランス南部のコースで、金孝周は魔法のつえのようにパットを操り、完璧なプレーを披露した。

 金孝周は、1番、3番、4番、6番そして9番でバーディーを奪い、5アンダーの30でフロントナインを終えると、11番、13番、14番、16番そして18番でもスコアを伸ばし、バックナインでは31を記録した。

 メジャー大会に昇格する前の2006年大会で優勝している39歳のウェブは、ベテランの存在感をみせ、完璧に近いコンディションで8バーディーを記録する強さを発揮した。

 一方、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2014)覇者で手の故障によりツアーを5週間欠場していたミッシェル・ウィ(Michelle Wie、米国)は、13ホールを終えて5オーバーとしたところで途中棄権した。

 日本勢では、宮里美香(Mika Miyazato)と上原彩子(Ayako Uehara)が2アンダーで12位タイにつけている。(c)AFP/Elspeth Burnside