全米王者チリッチがNYで写真撮影、優勝は「奇跡」
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【9月11日 AFP】全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)男子シングルスで優勝を飾ったマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は、ドーピング違反による出場停止の12か月後にもたらされた四大大会(グランドスラム)の初タイトルを「奇跡」だと表現した。
25歳のチリッチは、錦織圭(Kei Nishikori)を6-3、6-3、6-3で退け全米オープンを制すと、「すべてを考慮しても、これは奇跡だ」とコメントした。
昨年5月に行われたドーピング検査で、チリッチは禁止されている興奮剤「ニケタミド(nikethamide)」に陽性反応を示した。
しかし、チリッチは自身が服用した市販薬にニケタミドが含まれていたことを知らなかったとして、無実を主張していた。
その後の裁定で出場停止期間は9か月から4か月に短縮されたものの、チリッチは昨年大会(The US Open Tennis Championships 2013)に出場することができなかった。
問題の対処方法には不満を示したチリッチだが、競技から離れたことで自身の能力を伸ばし、グランドスラム初制覇に向けての地固めができたと考えているようだ。
「まず第一に、メンタル面を強化してくれた。コート上で打たれ強くなったし、練習中も試合中もタフになったことを感じた」
「それと同時に、コート上で楽しめるようになった。常に結果を求めるようになった。コート上ですべての瞬間を楽しもうと決めたら、よりリラックスしてプレーに臨めるようになり、物事が変わり始めたんだ」
昨年、モナコ・モンテカルロ(Monte Carlo)の自宅で全米オープンを観戦することを余儀なくされていたチリッチは、翌年フラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)で自身がラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に続く優勝者になるとは夢にも思わなかっただろう。
「たくさんの試合を見た。もちろん見るのはためになるし、そこから技術面でいくつか習得することもある。ラファはものすごいテニスをしていたし、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と最高の試合をしていた」
「テニスを離れたことはなかった。筋力トレーニングや、打ち合いもしていたからね。いつでも復帰したいと思っていたから、常に気持ちを保っていた。ツアーに戻ることが人生最大の喜びだと思っていたんだ」
(c)AFP/Dave JAMES