【8月19日 AFP】世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は18日、エボラ出血熱のさらなる感染拡大を阻止するため、航空および観光業界の国際的な機関や団体と協力して対策本部を設置したことを明らかにした。

 エボラ出血熱対策でWHOと協力するのは、国際民間航空機関(International Civil Aviation OrganizationICAO)、国連世界観光機関(UN World Tourism OrganizationUNWTO)、国際空港評議会(Airports Council InternationalACI)、国際航空運送協会(International Air Transport AssociationIATA)、世界旅行ツーリズム協議会(World Travel and Tourism CouncilWTTC)の5つの国際団体。

 対策本部設置の目的は、エボラ出血熱の感染拡大を防ぐ国際努力を支援し、旅行・観光業界に国際的かつ組織的な対応を提供することだという。さらに、状況の監視を続けて時宜に適した情報を旅行・観光業界および旅行者に提供するとしている。

 WHOによると、第1回会合はすでに13日、非公開で行われたという。(c)AFP