米軍、イラク北部のダム付近で15回空爆
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【8月19日 AFP】イラク北部の主要ダムの奪還を狙っていたイスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」に対し、米軍の戦闘機と無人機が18日、15回の空爆を行った。米軍が発表した。
米中央軍(US Central Command)によると、戦闘機と爆撃機、無人機による攻撃で、ISとクルド人治安部隊が戦闘を繰り広げているモスルダム(Mosul Dam)周辺のISの陣地9か所と車両8台を破壊したという。
米軍は少数派ヤジディー(Yazidi)教徒の避難民を保護し、ISによるアルビル(Arbil)侵攻を防ぐためとして、今月8日からイラク北部で空爆を実施している。
声明によると、「米中央軍は今月8日以降、イラクで計68回空爆を行った。うち35回は、モスルダム付近でイラク軍を支援するためだった」という。18日の攻撃で、ISの陣地9か所に加えて検問所1か所、武装トラック6台、装甲車1台、移動式高射砲1基、簡易爆発物の設置帯1か所を破壊したとしている。(c)AFP