【8月18日 AFP】ひときわ目を引く美貌に加え、気の短さでも知られる英スーパーモデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)が展開する人種差別反対運動は、南アフリカ大統領だった故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)氏に影響を受けたものだと、キャンベル自らがAFPの独占インタビューで明かした。

 有色人種の若いモデルたちを支援する活動を行っているナオミは、かつて彼女を「誇れる孫娘」と呼んだ人権運動の世界的象徴だったマンデラ氏が、今も変わらず心の大きなよりどころになっていると語った。

 AFPの電話取材に応じたナオミは「マンデラ氏は常々私に、自分の立場を生かして色々な物事に意見すべきだと言っていました」と述べた。

 ロンドン(London)のストレッタム(Streatham)出身で現在44歳のナオミは、15歳の時に街でショッピング中にスカウトされた後、瞬く間に世界的なスターへと上りつめ、モデルとして大成功を収めた。クリスティ・ターリントン(Christy Turlington)やリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)と共に元祖「スーパーモデル」3人組と呼ばれ、世界中で名をはせた。

 くっきりとした頬骨と魅惑的なアーモンド形の目を持ち、彫像のように美しいナオミは、黒人モデルとして初めて『タイム(Time)』誌や仏版『ヴォーグ』、ロシア版『ヴォーグ』などの表紙を飾った。16歳で「ヴェルサーチ(Versace)」のモデルとしてランウェイに登場。18歳で仏版『ヴォーグ』に初登場した。

 近年、ロマンスの噂だけでなく暴力沙汰でも大衆紙をにぎわせてはいるものの、今も昔と変わらずモデルとして高い人気を誇っている。