夫殺しで起訴の少女は被害者か? ナイジェリアを分断する児童婚
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■少女は犯罪の被害者?
ナイジェリアの刑法は英国植民地時代の基準によって形作られたものの、1914年以前は北部と南部が別々に統治されていたため、刑法も南北で若干違う。未成年との性交渉は両地域ともに表向きには非合法だが、北部で施行されているイスラム法の下では容認されているとの一部見解があり、現地の警察による取り締まりを複雑化している。
キリスト教徒が多い南部などの人権派弁護士らは、タシウ被告の起訴取り下げを求め、被告が結婚の際に強姦(ごうかん)された可能性があるとして、被害者としての救済措置が必要と主張している。
一方、サニさんと生前親しかったフセイニ・ヤンソロ(Husseini Yansoro)さんは、タシウ被告を厳罰に処し、他の女性たちが被告の行動は許されるものだと誤解するのを防ぐべきだと訴えており、事件をめぐる見解の相違の大きさを浮き彫りにしている。「夫の食事に毒を混入したとして起訴されている女性は他に4人いる。ワシラ(・タシウ被告)が法的支援を受けていることや、近く釈放されるとのうわさに背中を押されているのだと思う」
タシウ被告のおじ(44)は、事件に注目している人々が貧困地区の生活を全く理解していないと指摘し、「ここには小学校さえないので、娘たちは近代的な学校に通っていない」と語った。「14歳になったら女の子は嫁にやる。家に留めておいて何のためになるのというのか」
(c)AFP/Aminu ABUBAKAR