元マンUのP・ネビル氏、モイーズ政権は「悲劇」
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【8月10日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、元マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のフィル・ネビル(Phil Neville)氏は、デビッド・モイーズ(David Moyes)政権下での昨シーズンは完全に悲劇だったと語った。
2012-13シーズンはアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏の下でリーグ優勝を飾ったユナイテッドだったが、ネビル氏がコーチを務めたモイーズ政権下のチームは昨季リーグ7位に終わった。
現役時代、モイーズ監督が率いるエバートン(Everton)でプレーした37歳のネビル氏は、ルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)新監督の就任後、ユナイテッドを後にした。
ネビル氏は、ユナイテッドの傑出した歴史の中でも最悪となったシーズンで、何が間違った方向に向かったのかを振り返った。
英国放送協会(BBC)の番組でネビル氏は、「昨年起こったことについて考えて、眠れない夜を過ごした」と切り出した。
「自分の中に、サー・アレックス・ファーガソンの後を継ぐことは不可能な任務だったという思いがある。サー・アレックス・ファーガソンの後を継いだ男を継ぐことは、ルイ・ファン・ハールにはより簡単な任務だと思う」
「デビッド・モイーズにとって本当に厳しい仕事だった。彼を非難することよりも、クラブ全体が連帯責任を負うべきだと思っている」
「私の観点からすれば、昨シーズンは完全な失敗、悲劇だ」
欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)の出場権獲得が数字上不可能となるやいなや、モイーズ氏はクラブから解任され、その後新たな職を見つけることはできていない。
それでもネビル氏は、モイーズ氏のファンであり続け、同氏が監督業に復帰し立ち直ることを信じている。
「デビッド・モイーズは優れた指揮官だ。いつかどこかで監督をすることになるだろう。その時は昨シーズンの様にはなりはしない」
(c)AFP