連覇狙うPSGのブラン監督、W杯明けのチームに慎重な姿勢
このニュースをシェア
【8月8日 AFP】スタッド・ランス(Stade Reims)と対戦するフランス・リーグ1の2014-15シーズン開幕戦を控え、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は、チームが本格的に始動することはまだ難しいと考えているようだ。
PSGは先日、中国で行われたフランス・スーパーカップ(Trophee des Champions 2014)でギャンガン(En Avant de Guingamp)を退けて優勝しており、リーグ3連覇も視野に入れている。
しかし、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)後の休暇から明けたばかりの選手が多く、アルゼンチンのエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)、そしてダビド・ルイス(David Luiz)、チアゴ・シウバ(Thiago Silva)、シェレール・マクスウェル(Sherrer Maxwell)のブラジル代表3人組も、ランス戦ではプレーしない可能性が高い。
ブラン監督は、「今月は少し違和感のあるものになるだろう。選手たちがばらばらにチームと合流し、コンディションもそれぞれ違う」とすると、「体力的に厳しいトレーニングも多くやってきた。8月の試合は難しいものになるだろうが、心配はしていない」と話した。
ルイスやセルジュ・オリエ(Serge Aurier)らが加入し、新シーズンに向けてさらなる補強を図ったPSGとは対照的に、ランスは主力のグジェゴシュ・クリホヴィアク(Grzegorz Krychowiak)が退団している。
一方、PSGと優勝を争うとみられているASモナコ(AS Monaco)は、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)がスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍し、ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)も同クラブへの移籍がささやかれている。
レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督が新たに就任したモナコだが、昨年の移籍市場で大金を注ぎ込んでしまったため、今季はまだスター選手の獲得には至っていない。(c)AFP/Andy SCOTT