【8月6日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で開催される2016年夏季五輪の会場の一つであるグアナバラ湾(Guanabara Bay)は、犬や猫の死骸やテレビ、ソファ、靴などのごみであふれており、地元生物学者から「巨大なトイレ」と呼ばれるありさまとなっている。

 同湾の水質浄化は、同市が五輪招致を勝ち取った際に掲げられた公約の一つだった。ブラジル当局は、湾の浄化作業は2016年8月5日の五輪開幕までに8割程度までが終了すると主張している。だが、作業は開催に向けたその他の準備と同様、すでに予定より遅れが生じており、2日から同湾で始まったセーリングのテスト大会に出場した各国の選手からも懸念の声が上がっている。(c)AFP