【8月6日 AFP】ウクライナ東部で同国政府との戦闘を続ける親ロシア派武装勢力を支援しているとして、欧米各国が対ロシア制裁を発動したことを受け、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領は5日、閣僚らに対抗措置の策定を命じた。ロシアメディアが報じた。

 だが大統領は一方で、欧米各国から輸入している重要な産品が不足し、消費者が苦しむ結果につながることがないよう慎重に具体的措置を検討するよう指示した。

 ロシアの格安航空子会社「ドブロリョート(Dobrolet)」はすでに、米国と欧州連合(EU)の制裁措置に基づき米ボーイング(Boeing)との航空機リース契約が中止されたことから、全便の運航停止を余儀なくされている。

 ロシアの経済紙ベドモスチ(Vedomosti)は、同国政府が現在、EU加盟各国の航空会社に対し、アジア便のシベリア(Siberia)上空飛行を一部、または全面的に禁止することを検討中だと報じている。(c)AFP