米首都で初の米アフリカ首脳会議、エボラ出血熱問題も
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【8月5日 AFP】米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で4日、米政府が主催する初の米アフリカ首脳会議(サミット、US-Africa Summit)が開幕した。
3日間の日程で行われる今回の首脳会議は、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領のアフリカ関連の政策で最大のものの一つで、経済面でアフリカとの連携強化を目指す。サミットにはアフリカ大陸から大統領35人、首相9人、副大統領3人、外相2人、国王1人が招待された。
国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)はアフリカ全体の経済成長率を今年は5.4%、来年は5.8%と予測しているが、アフリカとの経済関係で米国は中国と欧州に比べて後れを取っている。
米政府は首脳会議で主に経済問題を扱いたい考えだが、今年に入ってから900人近い死者を出している西アフリカでのエボラ出血熱流行を背景に、公衆衛生問題も中心的な議題になった。
首脳会議に合わせ、ギニアのアルファ・コンデ(Alpha Conde)大統領およびリベリア、シエラレオネの政府高官、米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)のトム・フリーデン(Tom Frieden)所長、シルビア・バーウェル(Sylvia Burwell)米厚生長官が出席してエボラ出血熱対策について話し合う会合が開かれた。(c)AFP/Jerome CARTILLIER, Shaun TANDON