開幕直前のフランス・リーグ1で注目すべきポイント
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■ASモナコ(AS Monaco)は、リーグの優勝争いでPSGを追い詰められるか?
1年前、リーグ1に昇格を果たしたモナコは、コロンビア代表のスター選手ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)とハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)に多額の移籍金を費やし、本拠地ルイ2世スタジアム(Stade Louis II)に2人を呼び寄せた。
モナコは、ファルカオが負傷でシーズンのほとんどを欠場する事態に陥りながらも、5月に入るまでPSGのリーグ優勝を阻んだ。
その後モナコでは、前任のクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)氏に代わり、レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督が就任。ロドリゲスはスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍し、ファルカオも同クラブへの移籍がささやかれている。
モナコは、PSGと優勝を争う最右翼とされているが、ファンが昨季よりもチームが弱くなっているのではないかと不安視する中で、ポルトガル出身のジャルディム監督は、指揮官としての手腕を試されることになる。
■マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督は、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に新たな生命を吹き込めるか?
かつて、ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督から、「世界最高の監督」と称されたアルゼンチン出身のビエルサ監督は、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2014-15)出場権を逃したマルセイユを再び強豪クラブにする仕事を担っている。
ビエルサ監督の手法は、チームに課す身体的な要求と厳格な態度の両面において、選手たちを消耗させることになりかねない。
それでもマルセイユのファンは、同指揮官が、昨季のチームに決定的に足りなかった刺激という新たな生命を吹き込んでくれることを期待している。