【7月23日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は22日、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)の獲得を発表し、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)に集まった数万人のサポーターの前で入団発表が行われた。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で大会得点王となったロドリゲスは、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)から移籍し、レアル・マドリードと6年契約を結んだ。

 スペインメディアによると、レアル・マドリードがASモナコに支払った移籍金は8000万ユーロ(約109億円)。これは、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)についで史上5番目に高額な移籍金となる。

 両クラブは移籍金について発表を行っていないものの、ASモナコは「サッカー史上最大の移籍の一つ」と述べている。

 背番号10のユニホームをまとったロドリゲスは、笑みを浮かべてリラックスした様子で、「ここにいることは大きなプレッシャーだけれど、それに対応する準備はできている。ここでの目標は常に勝つこと。負けるのは嫌いだ」とコメントした。

 多くのコロンビア人サポーターを含む約4万人の大観衆に対しロドリゲスは、「夢が叶った。ここに来られて興奮している。満足させられるようにしたい。コロンビアは、これからこの素晴らしいクラブのファンになるだろう」と語った。

 レアル・マドリードの役員会と緊密なつながりのあるスペインのスポーツ紙マルカ(Marca)は、レアル・マドリードがASモナコに7500万ユーロ(約102億円)をすぐに支払い、その後500万ユーロ(約7億円)を追加で支払うと伝えている。

 ASモナコは、ロドリゲスをポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)から4500万ユーロで獲得していた。

 ロドリゲスは、6得点を挙げて得点王となったW杯のパフォーマンスにより欧州の多くのクラブから獲得のターゲットとなっていた。

 21日に国際サッカー連盟(FIFA)が発表したW杯ブラジル大会最優秀ゴールに、ロドリゲスがウルグアイとの決勝トーナメント1回戦で決めたボレーシュートが選出されたが、投票総数の4分の3にあたる400万票以上を集めた。(c)AFP