右脚骨折のジョージ、シーズン絶望に
このニュースをシェア
【8月3日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2014)に向けて行われた米国代表のエキシビションマッチで、右脚を骨折したインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のポール・ジョージ(Paul George)が、2014-15シーズンを欠場することが確実となった。
ジョージの担当医師は2日、ラスベガス(Las Vegas)で行われた試合の第4クオーターに大けがをした同選手が、右脚の脛骨と腓骨を骨折したことを明らかにした。
24歳のジョージが受けた骨折を修復する手術は成功し、3日間の入院が必要とされている。
ジェームス・ハーデン(James Harden)にファウルしたあとの着地でジョージが大けがをした際、ほかの選手はその様子を直視することができなかった。
米プロバスケットボール協会(NBA)のアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは、「ポール・ジョージが負傷した場面を見ることは難しい」とコメントした。
「NBAにかかわる全員の思いと祈りは、ポールと彼の家族とともにある」
ペイサーズのラリー・バード(Larry Bird)球団社長は、10月下旬に開幕する新シーズンでジョージが置かれる状況について考慮することは、あまりにも早すぎるとの見解を示した。
バード球団社長は2日、「ポールと彼の家族のことを第一に考え、祈っている。最優先されるのは彼の回復であり、彼がいつ復帰できるのか模索するにはあまりにも早すぎる」と語った。
「われわれの医師とラスベガスの医師は話し合いを行った。ポールは来週中にインディアナポリス(Indianapolis)に戻り、治療を続けることになる」
ジョージの戦線離脱は、昨季イースタンカンファレンス決勝まで勝ち進んだペイサーズにとって大きな打撃となる。
バード球団社長は、「チームに影響を及ぼすことは間違いないだろう。しかし、われわれはポールの復活を信じ、強い意志を持って目標達成を目指していく」と述べた。
バード球団社長はまた、今後のトレードや新戦力獲得がジョージの長期離脱を想定したものになるのかについて、コメントを拒否している。
「現時点でチームの今後について話すことは不適切だ。われわれが考えているのはポールのことだけで、彼の助けになることは何だってする」
NBAのスター選手を集め、1992年のバルセロナ五輪で初めて結成された初代『ドリームチーム(Dream Team)』のメンバーであるバード球団社長は、NBAで活躍するスター選手が五輪または国際大会でプレーすることを支持すると表明した。
「われわれはUSAバスケットボール(USA Basketball)を支持しているし、われわれの試合やチーム、選手を世界中に提供しようとするNBAのゴールを信じている」
「今回のけがは、大きな関心を集める不幸な出来事だった。しかし、それはいつだって、どこでも起きることだ」
(c)AFP