【7月15日 AFP】USAバスケットボール(USA Basketball)は14日、2014FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2014)に向けた米国代表の合宿に参加するメンバー19人を発表し、2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得したメンバーからは4人が招集された。

 ロンドン五輪に出場した米国代表からは、13-14シーズンの最優秀選手(MVP)に輝いたオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のケビン・デュラント(Kevin Durant)をはじめ、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)のケビン・ラブ(Kevin Love)、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームス・ハーデン(James Harden)、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)からアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が選ばれている。

 米国代表は、8月30日から9月14日にかけてスペインで開催される大会で連覇を目指すことになり、予選ラウンドではトルコ、ニュージーランド、ウクライナ、ドミニカ共和国、フィンランドと同じグループCに入っている。

 デュラントとラブはまた、2010年大会に出場した米国代表でチームメートだったシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のデリック・ローズ(Derrick Rose)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)と再び一緒にプレーすることになる。

 ローズは両膝に故障を抱えており、過去2シーズンは満足にプレーできていないが、マイク・シャセフスキー(Mike Krzyzewski)ヘッドコーチ(HC)は9月に同選手が万全な状態になっていることを期待している。

 マイアミ・ヒート(Miami Heat)を退団し、古巣のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に復帰することを表明したレブロン・ジェームズ(LeBron James)をはじめ、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のクリス・ポール(Chris Paul)、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)は招集外となった。

 ワールドカップで優勝したチームには、2016年のリオデジャネイロ五輪出場権が与えられることになっており、米国代表は今大会で連覇を逃せば、2015年に開催される米大陸予選で出場権を手にしなければならない。

 トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)のデマー・デローザン(DeMar DeRozan)と、昨季までロケッツでプレーし、先日ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)と契約したチャンドラー・パーソンズ(Chandler Parsons)が、今回初めて米国代表の候補に入った。

 そのほかの選手では、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のブラッドリー・ビール(Bradley Beal)、サクラメント・キングス(Sacramento Kings)のデマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)、デトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)のアンドレ・ドラモンド(Andre Drummond)が招集されている。

 また、インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のポール・ジョージ(Paul George)、クリッパーズのブレイク・グリフィン(Blake Griffin)、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)のゴードン・ヘイワード(Gordon Hayward )、キャバリアーズのカイリー・アービング(Kyrie Irving)、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のカイル・コーバー(Kyle Korver)、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のダミアン・リラード(Damian Lillard)、ウォリアーズのクレイ・トンプソン(Klay Thompson)も入った。

 招集された選手は今月28日から8月1日まで米ラスベガス(Las Vegas)で行われる合宿に参加し、そこで代表候補が15人まで絞り込まれる。

 その後、米国代表は8月14日から2日間、米シカゴ(Chicago)で合宿を行い、16日にブラジル、20日にニューヨーク(New York)でドミニカ共和国と親善試合を行ったあと、最終登録メンバー12人が決定する。(c)AFP/Jim SLATER