【7月31日 AFP】米航空宇宙局(NASA)はこのたび、太陽観測衛星が捉えた「月の日面通過」と呼ばれる現象の写真を公開した。

 太陽観測衛星「SDOSolar Dynamics Observatory)」と太陽との間を月が通過することによって発生するこの現象は、およそ年2回の頻度で起きる。今回は、米東部夏時間 (EDT)の26日午前10時57分~11時42分(日本時間同日午後11時57分~27日午前0時42分)にかけて観測された。

 この写真は、304オングストロームと171オングストロームの波長で捉えた画像を合成したもの。このSDO軌道からのみ観測可能な「部分日食」では、光をゆがめる大気が月に存在しないことから、月の輪郭がくっきりと映し出される。(c)AFP