【7月24日 AFP】台湾・澎湖諸島(Penghu Islands)で23日に起きた復興航空(TransAsia AirwaysGE222便の墜落事故で、同航空は24日、乗客乗員58人のうち48人が死亡、10人が負傷したと発表した。フランス外務省によると、犠牲者には仏人医学生2人が含まれているという。

 台湾当局によると、墜落した機体はATR72-500型双発プロペラ機で、台湾南西部・高雄(Kaohsiung)から同諸島馬公(Magong)に向かって飛行していたが、台風10号(アジア名:マットゥモ、Matmo)の通過により運航に遅れが出ていた。同機は馬公空港で豪雨に見舞われ一度着陸を中止した後、再度着陸を試みた際に近くの2軒の民家に衝突したという。

 復興航空は、犠牲者の遺族1人当たり100万台湾ドル(約340万円)、負傷者に対しては20万台湾ドル(約70万円)の支払いを表明している。(c)AFP