【7月23日 AFP】セルビアサッカー連盟(Serbia Football Federation、FSS)は22日、オランダ出身のディック・アドフォカート(Dick Advocaat)氏の代表監督就任を発表した。

 セルビアサッカー連盟のトミスラフ・カラジッチ(Tomislav Karadzic)会長は、セルビア国営放送(RTS)に対し、「われわれは長期間に及んだ交渉の末に、アドフォカート氏と合意に達した」と語った。

「契約書へのサインはまだだが、数日中には成立するだろうと思っている」

 アドフォカート氏は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)出場を逃して辞任したシニシャ・ミハイロビッチ(Sinisa Mihajlovic)氏の後任として同国代表を率いているリュビンコ・ドルロビッチ(Ljubinko Drulovic)暫定監督からチームを引き継ぐことになる。

 これまで多くのチームを渡り歩いているアドフォカート氏は、昨季までオランダ・エールディビジのAZアルクマール(AZ Alkmaar)の指揮を執っていた。

 66歳のアドフォカート氏は、母国オランダをはじめ、ベルギー、韓国、そしてロシアの代表チームを率いた実績を持っている。

 アドフォカート氏はまた、1999年にスコットランド・プレミアリーグのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)で国内3冠を達成すると、ゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)では2007年にロシア・プレミアリーグ優勝、2008年にUEFA杯(UEFA Cup)制覇を果たしている。(c)AFP