【11月21日 AFP】イタリア・セリエAのサンプドリア(Sampdoria)は20日、チームの新指揮官に旧ユーゴスラビア代表で活躍し、セルビア代表監督を辞任したばかりのシニシャ・ミハイロビッチ(Sinisa Mihajlovic)氏が就任すると発表した。

 降格圏に沈むサンプドリアは、11月上旬にデリオ・ロッシ(Delio Rossi)監督を解任しており、1990年代に在籍したミハイロビッチ氏に残留を託すことになる。

 クラブは「サンプドリアはシニシャ・ミハイロビッチ氏を新監督に指名したことを発表いたします。同氏は21日に到着し、その後チーム練習に合流します」と短い声明を出した。

 セルビアサッカー連盟(Football Federation of SerbiaFSS)によれば、ミハイロビッチ氏は20日早くに同国代表監督の辞任を表明していた。

 44歳のミハイロビッチ氏は19日遅く、同職を退くことに決断を発表し、報道陣に対して以下のように語っていた。

「新しい世代の新しいチームを作れたから、心残りはあるが、4年間を過ごしたサンプドリアからの申し出を受け入れることに決めた」

 ミハイロビッチ氏は2012年5月にセルビア代表監督に就任したが、チームは2014年に行われるW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の出場権を逃した。

 セリエAではフィオレンティーナ(Fiorentina)、ボローニャ(Bologna FC)、カターニア(Calcio Catania)を率いた経験を持つミハイロビッチ氏は、選手としてレッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)で1991年に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制覇した。

 セリエAではラツィオ(SS Lazio)を優勝に導き、サンプドリアには1994年から98年まで在籍した。(c)AFP