■目標は「常に優勝」

 サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でオランダを3位に導いたファン・ハール監督は、昨季リーグ7位に終わったマンチェスター・ユナイテッドの来季リーグ戦の順位についての予想を避けた。

 しかしながら、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)には大きな期待が渦巻いていると認めたファン・ハール監督は、自身の監督としての目標は常に優勝することだと語った。

「私にとって挑戦とは常に1位を目指すことで、4位を目指すことではない。私は最大限のベストを尽くしていく。それが私にできることだ。分からないのだから予想もできない」

「世界最大のクラブだ。この2日間でマンチェスター・ユナイテッドがどれほど重要であるかを悟った。期待に応えられるか?できると思う。しかし、その偉大さが他のクラブよりも事を難しくする」

 一方でファン・ハール監督は、新たな移籍のターゲットを追う前に、所属選手の評価を下すと示唆した。

「現在いる選手を見ていきたいと思っている。もちろん、選手についてどのようなプレーをするかは分かっている。しかし、彼らがどのように練習し、指導されているかは分からない」

「まず、最初の1、2週、3、4週をかけて何ができるかを見ていきたい」

 またファン・ハール監督は、退団したネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)に代わる主将の任命についても決断を遅らせている。

 主将のアームバンドは、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)ではなく、オランダ代表のロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)に手渡されるのではないかと憶測が広がっている。

「全選手が候補だ。選手のことをしっかり知らなけならない。即決が常に良いとは限らない。主将というのは非常に重要なので、じっくり時間をかけていきたい」

(c)AFP/Timothy Abraham